映画スキャナーを見てくれ
※この記事に映画スキャナーのネタバレは一切ございません。
どうしてもより多くの人に映画スキャナーを見てほしいなと思ったので記事を書くことにした。
この作品は絶対にネタバレをして見てはいけない類のものであり、たとえ見に行く予定がない人にもネタバレをみてほしくないと思ったので絶対にネタバレには触れないこととする。
私はようやく一昨日スキャナーを見てきた（公開は4/30であった）安田担で、まだ１度しか見ていないけれど、作品が、その、想像以上に、大変面白かったのでぜひ！勝手に！宣伝したい・・・！
～こんな人におすすめしたい映画スキャナー～
・ミステリーものの２時間ドラマが好きな人
・ドラマ「相棒」シリーズが好きな人
・神経質で潔癖で人嫌いな男(野村萬斎）と金にだらしない売れないピン芸人（宮迫博之）のバディがちょっとでも気になる人
その他とりあえず先に、まだ本作品を見に行っていない安田担に告ぐ。
つべこべ言わずさっさと映画館に行って！！！！！！！！！！！！！
（そして安田担とビール片手に語り合いたい）
さて、予告動画を紹介しておく。
これなんだが、勿論ちゃんと作品の内容を抜粋して作られているので間違いはない。
――間違いはないのだが、いざ作品を見ると全く作品の印象が違う。
この作品、内容に触れようとするとすべてネタバレにつながる気がして何も言えない為宣伝が非常に困難を極める。
一度本編を見てからこの映像をみると、よくぞここまでまとめたなあ・・・ｗと思う。
けれども本当に、予告編から受ける印象と実際の作品の雰囲気がだいぶ違うため、この予告じゃ全然伝わらねえええええｗｗｗｗｗと同時に頭を抱える。でもあれがこの作品の予告における限界だとも思う。
何がどう違うのか、気になった人はさあ映画スキャナーを実際に見て感じてきてください！！！！！！！！！！
ドラマ「相棒」シリーズ好きに勧めたい理由としては、脚本が同じ方（古沢良太さん）であるところが大きい。（ちなみに音楽も同じく「相棒」シリーズの池頼広さんだ！）
ちなみにわたしは「相棒」シリーズをほぼ見たことがないので具体的に言えないのが大変申し訳ないのだが、同じ脚本家の、しかも主人公がバディを組む、かつミステリーものであるという点で非常に似た要素があり、楽しめるのではないかと思うのだ。
またこの主人公ふたりが非常に魅力的だ。
野村萬斎さん演じる仙石は、残留思念（物や場所に残った人間の記憶や感情など）を読み取ることができる特殊能力を持った男だ。
萬斎さんの独特な雰囲気、仕草、目線のやり方等により仙石という人間が非常に可愛らしく映る。
また、宮迫さん演じる丸山は、神経質な仙石と正反対なガサツで粗暴な男だ。
正反対のふたりが、少女の依頼をきっかけにまたバディを組み、事件の渦中に巻き込まれていく。
そのかけあいは見ていて気持ちがよく、クスッどころか普通に声を出して思わず笑ってしまうシーンも多い。（実際に劇場にきていた私以外の人も結構笑っていた）
かつその他登場する役者陣も、特に下手な人がいないのでストレスなくストーリーに集中できるのもとても良かった。
主人公の特殊能力のファンタジー性から生じるストーリーのほつれにも、できうる限り丁寧に回収していたのも好感のもてる作品だった。
あと金子監督の作品を全部見ているわけではないが、人物の心理描写（映像なので表情等の撮り方？になるのかな）が非常に丁寧で好きだなあと思った。（「百年の時計」を見て号泣した記憶）
あと純粋に萬斎さんと宮迫さんのバディ感がとっても良かった！これに尽きる。
映画館で見てほしいのは、やはり音の演出や映像の迫力の点からである。
（けっこう心臓に悪いシーンもあったのでこれは映画館でぜひ一緒に体験してﾋｯってなりましょう笑）
ミステリものの邦画にありがち（？）な読後感（？）の重さやきもちわるさも殆どなく、むしろさわやかな切なさに浸れると思う。
別にこの内容なら２時間ドラマで十分では？と映画をたくさん見ている方には思われる気もする。
でもあれは映画の画面だからこそ雰囲気がちょうどよい重さになったと思うし映画作品で良かったなあと個人的には思う。
逆に、これが足掛けになってメイン二人の続編を、テレビのスペシャルドラマあたりで１本あったらいいなあと思った。というかなんでもいいので続編あったら見たい！またこの二人に会いたい！と思わせる内容だった。
この記事で少しでもスキャナー見たい！と思ってくれる人がいたらとても嬉しい。
いやむしろここまですべて記事に目を通してくれた方がいたら、それだけで感謝したい。
もう一度重ねて言うが安田担および役者安田章大が好きな人はお願いだから映画館行ってね・・・よろしくな・・・末端の安田担からのお願いだｿﾞ・・・
映画スキャナーはいいぞ！
